2020.06.29

野菜を育てる（2）「土を作る」

無事に管理会社さんに庭を耕しても良い、と言ってもらえたので、気を良くして植物の苗を買いに行くことにしました。

が、家庭菜園をやっている知り合いから、「土を作らないとね」とのアドバイス。土って作るんでしょうか。そこにあるではないですか。作るってどう言うことなんでしょう。そもそも、植物は光合成をしながら自分で栄養を作っていくもんじゃないのでしょうか。恥ずかしながら、こんなこともわからず、もう少し知り合いに教えてもらうことにしました。こんな手順です：

土を耕し、苦土石灰を混ぜ込み1週間放置する
化成肥料を入れて混ぜ込みさらに1週間放置する
足し増し用の土を買って来て土を足す

長い。道のりは長い。植えれば良いと言うものではないようです（耕しながら、後で気づいたのですが、土が異常に硬かったです。よく見ると、雑草もあまり生えていませんでしたし、虫もほとんどいませんでした。こんな土のまま野菜を作ろうとしていました。こんなところに植えられたら野菜が可愛そうなほどでした。無知というのは恐ろしいものですね）。

まあ、何はともあれ、土というのはやっぱり大切のような気がしましたので、そのアドバイスに従ってみることにしました。ホームセンターに行って、こういうのを買いました（使用後で写真が悪くて申し訳ありません）。ちなみにわたしはユニディさんにお世話になりました。

土地の大きさにもよるのかもしれませんが、合わせて2,000円かかりませんでした。悪くないですね。

実際のところ、苗植えにも時期がある（ゴールデンウィークくらいがいいそうですが、この作業を始めたのはその直前でした）ので、土作りの期間はこんなふうにはしょりました：

土を耕し、苦土石灰を混ぜ込み1週間放置する
化成肥料を入れて混ぜ込みさらに2日くらい放置する
足し増し用の土を買って来て土を足して、同時に苗を植える

「完璧ですね」。ええと、これでいいんでしょうか。とりあえず、いいことにしないと始まらないので、耕していくことにしました。うちにあるのは、雪かきとかで使うシャベルです。もちろん金属製のものですけど、これでなんとかなるんでしょうか。なんとかなるでしょう。何も知らないというは怖いもの知らずです。

大変でしたよ。それはもう。これくらいの深さで、1平方メートル耕すだけでも、汗だくです。そもそも、堀ったらその分土はうえに上がってくるわけです。当たり前ですが、地面にある土ってたくさんあるものなんですね。でも、1立法メートルの水でさえ1トンあるわけですから、1立法メートル分の土を耕そうものなら、そりゃ大変ですよね。うえにあげた土の入っている石を取り出し、良さそうな土に苦土石灰を混ぜ、また土に戻し、1週間後に化成肥料に対して、またおんなじことをするわけです。しかも地面の中になぜか大きな石もあって、掘り進まない。ただ掘るだけなのに、創意工夫が必要です。