個人のホームページの維持費はどこまで抑えられる?
毎月、1,000円程度にまで抑えられます。ちなみに、毎月ワンコイン程度にまで抑えることもできます。
個人のホームページの開設で何といっても一番気にかかるのは費用です。
そもそも、ホームページにはどんな費用が発生するのでしょうか?
何に費用がかかるのか?
1. 制作費
もちろん、自分で作れば無料です。
ただし、作る技術を習得したり、時間がない場合は専門業者に頼むのが良いでしょう。質も良いものができます。
制作費はどれくらいかかるもの?
実は、制作費はさまざまで、一概には言えません。
ただ、大体、ホームページの制作で費用が発生するものには、このようなものがあります。
- トップページ
- 他のページ(5枚程度)
- 設定費など
- デザイン
- SEO対策
一般的な費用
一般的にはこれくらい見ておくことが必要です。
トップページ | 5万円 |
他のページ(5枚程度) | 1万円×5枚 |
設定費 | 数万円程度 |
デザイン | 10万円程度 |
SEO対策 | 10万円以上 |
合計 | 40万円以上 |
おおよそですが、1ページあたり数万円のコストがかかります。トップページはさらにするかもしれません。また、設定費などを含めると、10万円はくだらないようです。
デザインなども独自のものにすると、数十万円になることは少なくありません。
また、後述しますが、SEO(ホームページを浸透させる施策)などをするとさらに数十万円かかることもあります。
でも個人事業者にこれほどの費用を支払うのはなかなかできません。どんなところを節約できるでしょうか。
節約した場合の費用
トップページ | 1万円 |
他のページ(5枚程度) | 1万円×5枚 |
設定費 | 数万円 |
デザイン | なしにする |
SEO対策 | なしにする |
合計 | 10万円以内 |
デザインに拘らなければ、デザイン費をなくし、業者のテンプレートを利用することができるかも知れません。その場合、デザインを新規開発しないので、ページ単価も安くなるかも知れません。
SEO対策も重要ではありますが、これは自分でコツコツと情報を更新することに代替できるでしょう。SEOはその時にお金をかければ大丈夫というものでもないので、制作費に入れず、今後の費用や労力として考えた方が良いでしょう。
また、個人でやっているところに頼むと本当に安くなることがあります。ココナラなどのサービスを使うと1万円程度で設定まで請け負ってくれるところもあります。ただし、業者によって技術力がまちまちなため、しっかりと見極める必要があります。
2. 維持費
維持費はなぜ必要?
実は、ホームページは作ったところから勝負です。例えば、
- ホームページの画像や文章を掲載し続ける
- 最新情報を掲載する
- ブログを更新して、ホームページが多くの人にみてもらえるようなページする
- 制作当時に用いられていた技術が古くなったら、技術面での更新を行う
ということが必要です。こうしたことを繰り返していくことで、ホームページが健全な状態に保たれ、浸透して生きやすくなります。逆にメンテナンスを怠ると、検索順位がどんどん悪くなっていきます。
つまり、ホームページを持つということは、何からしら労力やお金がかかる、ということになります。
無料ブログサイトはどうなのか?
しかし、FC2やアメーバブログなどの無料ブログサイトやWixやJimdoなどは、サーバーも無料で貸してくれますし、技術面での更新も自動的に行われていきます。
情報を自力で更新すれば、費用がそれほどかからない、と思えるかも知れません。
でも、実際どうでしょうか。
例えば、Jimdoなどのプランの主なプランはこのようになっています。(2021年8月調べ)
PLAY | START | GROW | |
ドメイン | サブドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン |
サーバー容量 | 0.5GB | 5GB | 15GB |
費用 | 無料 | 990円 | 1590円 |
無料の場合、サーバー容量は0.5GBしかありません。ホームページが有名になる前に、更新情報でパンクしてしまうでしょう。少なくとも、STARTプランは必要そうです。
Wixはどうでしょうか。実は、Wixはビジネスでは、無料プランの使用はできません。(2021年8月調べ)
ドメイン接続 | ベーシック | アドバンス | VIP | |
ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン | 独自ドメイン |
サーバー容量 | 0.5GB | 2GB | 10GB | 35GB |
費用 | 500円 | 900円 | 1500円 | 2659円 |
サーバー容量をみると、少なくともアドバンスは必要そうです。無料で有名なサービスではありますが、実際に使おうとすると、高性能なXServer以上にお金がかかる可能性もあります。よかったら、こちらも参考になさってください。
それにしても、具体的に何にそんなにお金がかかるのでしょうか? 内訳を見てみましょう。
維持費の内訳
ドメイン費用
「hogehoge.com」の部分のことです。これは、実は、年に数千円程度お金を払って借りるものです。
それでも借りておくことをお勧めします。
例えば、お店の看板の名前が屋号や会社名と違っていたらどう思われますか? しか他の会社の名前が大きく載っていたらどうでしょうか?
ドメインを借りないなら、ホームページの看板とも言えるアドレス(URL)にサーバー会社の名前が表示されることになります。
それだけではありません。ドメインを持っておくことはある意味、財産のようなものです詳しくは、こちらをご覧ください。
サーバー費用
サーバーとは、ホームページのデータを保管し、公開するコンピューターです。これは、レンタルするコンピューターの性能にもよりますが、月に数百円から数千円程度になります。
技術的サポート
ホームページにエラーがあった時、助けてもらう必要があるかも知れません。また、技術が進歩して、制作当時のコードでは表示できないコンテンツが発生するかも知れません。
そういう時に、技術的なサポートをしてもらう必要があります。
1回の技術料は問題の程度によって変わってくるでしょう。少なくとも1案件5,000円程度はかかるのではないでしょうか。また、月額数千円程度のサブスク契約をしておき、定期的にメンテナンスしてもらう必要があるかも知れません。
もちろん、ご自分でできる場合にはこの費用はかかりませんが、なかなか難しいのが実情です。
集客費用(SEO)
ホームページを集客のために使うなら、ホームページを浸透させていく必要があります。
そのために、時間をかけて更新しても良いのですが、すぐに浸透させたければ、業者に頼んで、広告を打ってもらう必要があります。これは継続的に専門業者に依頼するため、月に数千円から数万円支払ってもらう必要もあるでしょう。
自分で集客にチャレンジする、という方の場合、この費用も当然かかりません。
維持費がかかっても個人のホームページを持つ必要がある?
こうしてみてみると、ホームページを持つ=労力やお金などの維持費が継続的にかかるということがわかります。
それでもホームページを持った方が良いでしょうか。
ホームページが必要な場合と不要な場合
不要な場合
例えば、過去の取引先から仕事をもらっているのであれば、必要はないかもしれません。
また、すでにお店が知られており、広告もチラシの方が有効であるという場合にも無理して作る必要はないでしょう。
ただし、求人やお店の信頼、といった観点からすると、今後持つことを検討できるかも知れません。
必要な場合
しかし、これから自営業を始めよう、ホームページでお客様を見つけようと思っていらっしゃるなら、必要でしょう。
制作は自分でもできますが、趣味程度の雰囲気のホームページになってしまうと、かえって印象を悪くしかねません。自分で制作する技術力があるか、それとも、専門業者に依頼するか、慎重に見極める必要があります。
また、どんな業者に委託するか、ということも考える必要があります。居住エリアで広めたいだけでしょうか、それとも全国展開したいと思っているでしょうか。ほとんどの場合まずは居住エリアだけと思われます。それだけのために、たくさんのお金を払うべきか、検討することは大切です。
個人のホームページを持つことのデメリットとメリット
デメリット
実は、なかなか、個人のホームページで集客するというのは難しいようです。
そもそも、自分のホームページを見てもらうためにはホームページのアドレス(URL)をチラシなどで配布する必要があります。そうでなければ、「ハウスクリーニング」などの検索結果の上位に出てくるようにホームページを更新し続ける必要がありますが、これはなかなか時間がかかるものです。
ホームページは、維持費はかかるが直接売り上げに繋がることはあまりない、という方もいらっしゃるようです。
メリット
きちんとブログを更新し続ければ、検索結果の上位に上がってくるようになり、きちんと集客ができるようになります。画像やデザインも大切ですが、一番大切なのはその情報に価値があるかどうか、です。きっと、自営業をされている方は、いろんなノウハウをお持ちですから、それをわかりやすくブログなどで発信するだけで、価値あるホームページに作り上げていけるでしょう。個人のホームページを作れば、それらを自由に発信することができます。
また、従業員募集や取引の際の安心材料にもなりやすいようです。というのも、こういうある意味センシティブな部分は、口頭だけよりも、きちんと文章になって明示されている方が、相手も安心感をもちやすいものです。
「名刺代わりに」なっていう方もいらっしゃいますが、それ以上の効果はあるに違いありません。
ホームページを持つことにしたなら、維持費はなるべく抑えたいところですね。
維持費はどこまで抑えられる?
大きく分けると、それとも制作会社などの専門業者に任せるか、維持を自分で行うかによって変わってきます。
Web制作会社の維持管理費は高い?
制作会社にお願いすると、おおよそ毎月数千円はかかることになるでしょう。
その場合、面倒なサーバーのレンタル代や事務手数料が含まれているに違いありません。
例えば、サーバーのレンタル代は自分で借りたとしても、月1,000円程度はかかります。また、「ドメイン管理費」というのも別途かかってきます。こうした、レンタルに関連した費用の「原価」だけでも、2,000円程度毎月かかるかもしれません。
さらに月に数回の不具合対応も含まれているかも知れません。不具合が起こったときに、「起こってるよ!」と通知するだけで、直してくれれば、心強いですね。
不具合への対応や事務手続きも一括して行ってくれるのであれば、当然、毎月数千円かかっても悪くはない、とも思えてきますね。
それで、維持を外注するならしっかり責任を持った対応をしてくれる制作会社に頼みたいところです。
自分で管理しないならば、月数千円の維持費はかかりますが、とにかく安心ですね。
自分で開設・維持すると維持費はどれくらいかかる?
サーバーレンタル費用とドメイン管理費をそれぞれの会社に支払うのみということになるでしょう。
サーバー費用は、XServerなどの有名どころでも、月1,000円程度です。
また、ドメイン管理は年間数千円ですから、毎月1,000円ちょっとで抑えられます。
サーバーやドメイン費用が安ければ、実際ワンコインで済ませることもできます。
しかし、エラーへの対処、ホームページの更新は全て自分で行うことになります。
自分でやればコストを抑えることができます
何でもそうですが、自分でやると安いということになります。
毎月数千円払ってやってもらった方が良いか、それとも、自力でやる代わりに毎月1,000円程度に抑えるか、ということになりますね。
ちなみに、iyyotoのホームページは制作費が3万円台と抑えてあり、サーバーも費用の安いところをお教えしていますので、毎月ワンコインで維持いただけます。もちろん、その場合には、管理はご自身でしていただくことになりますが、毎月の維持費がワンコインでホームページを持つことができるのは魅力的と存じます。
ご覧くださり、ありがとうございました。