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2022.08.16

iPadの整備品の5つのデメリットとメリット

整備品購入

iPadは高い買い物です。中古品でもいいかな、と思い始めておられますか。

その前に整備品(認定整備済品)を検討するのはいかがでしょうか? それぞれ、5つのデメリットとメリットを挙げてみましょう!

整備品とは?

Appleが公式に販売している「新品同様の製品」です。つまり、新品ではありません。それでも、「Apple認定の整備プロセスを経て品質が保証され」ています。

Gizmodeの過去の記事では、「店頭商品、返品商品、初期不良品などを修理調整し、新品水準並みの品質を確認したアップル認定製品」ということでした。

新品ではないので、それなりにデメリットがあるということでしょうか。

整備品の5つのデメリット

デメリットとメリット

1. パッケージはとてもシンプル!

残念ながら、Appleでしか味わえない、新品の化粧箱には入っていません

代わりに、新品の白い箱に入っています。

個人的にもMac miniを整備品で購入したことがありますが、やはり白い箱に入っていました。シンプルですが、かなりしっかりした白い段ボールで、傷一つつかないような緩衝材も入っていました。

もちろん、購入した側としては、iPadそのものを使いたいわけですから、箱にはそれほどこだわらないという方もいらっしゃるでしょう。

反対に、リセールを考えておられる場合、買取価格に影響が出るかもしれません。

2. 誰かが触っている可能性が高い

整備品は返品された製品も多く含まれているでしょう。それで、一度は誰かの手に渡っている、という可能性があります。

手で触れた程度なら問題ないかもしれませんが、どのような扱いを受けたか、となると誰もわかりません。また、当然、一度は開封されているのでしょう。

新古品や展示品を購入して嫌な思いをしたことのある方は控えるのも手かもしれません。ただし、その後、Apple自身が徹底的なクリーニングと点検を行っている、ということも検討の一つの材料になるでしょう。

また、中には不具合品を直したものがあるかもしれません。小さな目立たない傷などがついている商品もあるようです。

また、もし不具合品を直したものであれば、もう一度同じ不具合が出る可能性もあります。

せっかく高いものを買なら傷一つついていないものを購入したい、と思われる方や、一度直したもの、というのは壊れやすいと感じられているようであれば、新品の購入を検討できるかもしれません。

3. 希望のものを買えない可能性がある

購入を悩む

まず、当然のこととして、発表されたばかりの製品は、整備品にはなりません

半年くらい経過してから、整備品リストに上がってくるような感じです。新しい物好きな方は、新品を購入するのが良いと思います。

また、いつでも希望の在庫があるわけではありません。

例えば、iPadのシルバーが欲しいと思っても、ブラックしかなかったり、128GBが欲しい、と思っても、32GBの製品しかないかもしれません。整備品とはいえ、高い買い物なので、色や性能に妥協して、後で後悔する、ということはないようにしたいですね。

それで整備品を購入するときには、何が欲しいか、どの程度まで妥協できるかを前もって決めて、いつもストアをチェックしましょう。「アップルストア整備済製品 在庫履歴」では、アップルの整備品がどれくらいの期間で売り切れてしまうかグラフで確認させていただけます。また、整備品に関するニュースサイトなどを個人で開いておられる方もいますので、参考にさせていただくことができるでしょう。

4. 店頭購入できない

整備品はAppleのホームページ上からの購入しかできません。

ディスプレイ販売されている販売店であれば、実際に触って、実物を確認することができますが、整備品は基本的に製品画像や仕様表を目安に決めていくことになります。

思っていたより、iPad miniが小さかった、とか、ローズゴールドは思っていたより派手だった、といった事態にならないために、何かしらの方法で実物を確認しておくことをお勧めします。

また、使用感だけは使ってみないとわからないので、Apple製品を一度も触ったことのない方は、整備品を購入するのは避けるのが無難と言えるかもしれません。

5. 調査が必要

調査する

当然ながら、現行品ではない少し古い製品が数多く販売されています

安い!と思っても、実は4年前の製品でした、なんていうこともあるかもしれません。もちろん新品同様には違いありませんが、そんなに長く使えなかったら、ショックですよね。

もちろん、Appleのことなので、きちんと製品情報欄にいつのモデルなのか、どのような部品が使われているのか、といった詳細が記されています。

しかし、技術の進歩というのは単純に、経過年数だけで測れない部分があります。飛躍的に性能がよくなったり、デザインが大きく変わる、という節目のような年があります。いくら、最近に思えたとしても、節目のような年の前の製品を購入すると、かえってコスパが悪くなる、ということがあり得るのです。

また、特にiPadの場合、商品の名前がどれも似ているので、どれを買えばいいのか、混乱しやすくもなります。

それで、「Pro」といったグレードや、発表されてからの経過年数だけを指標にするのではなく、処理性能の名前や容量の大きさ、第何世代なのか、ということをきちんと調査することが必要です。

ちなみに、現行品でも再整備品として販売されていることがあります。よく調査して、コスパの良い買い物がしたいところです。

特に注意したい商品

最近は、パソコン向けの処理性能「M1」がiPadに採用されたiPad Proや、新しいデザインが採用されたiPad Airがあります。また、iPadの搭載されている処理性能が何年も前のスマホ(iPhone)と同じ、と言うこともあります。いくつか注意点を考えてみました。

  • iPad Pro:「Pro」の名前はついていますが、10.5インチのタイプは今から3世代前のものです。この処理性能は「A10X」と言って、現在のiPad Proに採用されている「M1」から5世代程度前のものになります。iPad Proは整備品といっても価格が高いため、本当にこれで問題がないか、確認しましょう。同じ処理性能のProでないiPadが3万円程度で販売されていることもあります。iPad Proの購入には、こちらも参考になるかもしれません。
  • iPad Air 第3世代:このモデルの処理性能は現行品のiPad(第8世代)にも使用されていますので、まだまだ活用できる世代と言えるでしょう。しかし、現時点で考えてみると、このモデルの処理性能はもう時代遅れ、という感じを否めません。そこから考えると、iPad Airの第3世代の整備品は高い、と言う印象を受けます。もう少し予算を増やして、最新の第5世代のiPad Airの再整備品の購入をお勧めします。
  • iPad:無印のiPadの再整備品を見極めるのはなかなか、難しいものです。すごく安い!と思って飛びつくと後悔することがあります。実は、iPadに搭載される処理性能や技術は、最先端のものではありません。よくあるのは、3年前くらいのProと同性能にして新発売、というケースです。Proから見れば、いわば、発売当初から型落ち品、というわけです。とは言っても、例えば、もうあまりないかもしれませんが、第5世代のiPadの処理性能は何年も前のiPhone SE(初代)と同じものです。購入してもすぐに動作に支障をきたす可能性がありますし、すぐに世代交代になる可能性が高いと思われます。可能なら、最新モデルから1〜2世代前のものを購入したいところです。
  • iPad mini:これもあまりないかもしれませんが、iPad mini4は購入を避けるべきです。iPad Air2(今から7年弱前)の製品と同じ性能ですし、OSの更新でさえ、それほど長くは望めないでしょう。どうしても、購入された方はiPad mini5の購入を検討なさってください。ただ、iPad mini6が出た今となっては、iPad mini5もお勧めしにくいです。しかも、iPad mini 5に関して言えば、新品で出た当初と再整備品として今販売されている価格が同じなのです。iPad miniの購入については、こちらが参考になるかもしれません。

それにしても、こうしたデメリットがあっても整備品が人気なのは何故でしょうか。

整備品の5つのメリット

意外とメリットもある

こうしてデメリットをあげてみると、悪いところが目立つような気がしますが、実際使ってみるとそうでもないことに気づくかもしれません。

例えば、iPadのようなモバイル製品は外で使うため、新品で購入し大切に使用したとしても、必ず多少の傷はつくものです。また、化粧箱に入っていなくたって、実際に使うiPadそのものが快適に動いてくれれば言うことはないはずです。

反対にメリットの方にも注目してみましょう!

1. 整備品は中古品を買うよりもリスクが少ない

整備品はいわゆる中古品とは違います。

中古品は、整備調整などはありません。

バッテリーが劣化していても、そのまま販売されています。それで、外見ではわからない当たり外れが多くあります。

また、付属品が欠品している場合も少なくありません。

それで、どの程度の不具合があるのか、付属品が揃っているのか、自分でしっかりと確認する必要があります。また、実際に使ってみないと、どの程度の不具合があるのかがわからないことが多いものです。

中古品の購入には、リスクが伴います。

反対に、整備品はAppleが認定している「新品同様の製品」です。

ホームページにも「整備済iOSデバイスには、新しいバッテリーと外装が搭載されています。すべてのデバイスに、アクセサリやケーブル、オペレーティングシステムがすべて同梱されています」との記載が見られます(Appleホームページ > 整備済製品

整備品には、新品のバッテリーと揃った付属品がついてきます。中古品に比べれば圧倒的にリスクが低いでしょう。

2. 整備品は価格が安い

当然ながら、整備品は安いです。それも、最大15%程度安くなっています。円安前には、例えば、あのiPadが、3万円を切る価格で販売されることがあります。また、最新の「M1」Mac miniでさえ、6万円台で購入することがありました。

また、タイミングによっては最新機種を値下がった価格で入手することさえできるかもしれません。

3. 整備品の保証は新品と同様

通常、中古品の保証は数ヶ月程度で、それもメーカー保証とは異なります。返金保証などの対応になるでしょう。

しかし、整備品は新品と同様の製品と考えられているため、新品と同じ保証内容・保証期間になっています。もちろん、Appleの保証を受けることができますし、Apple Careに入ることもできます。

これは安心ですね。

こういう点も考慮すると、もはや新品と考えても良いのではないか、と思います。

4. 整備品の発送は新品同様早い

もちろん、お目当ての製品があればの話ですが、新品と同じように、すぐに発送してくれることが多いです。加えて、きちんとSMSなどで、発送状態も教えてくれますので、ここも新品購入と同様のサービスを受けられる良い点です。

5. 思ってもいなかった選択肢と巡り合える

整備品として販売されているものの中には、自分でスペックをカスタマイズして注文されたものが返品されたものもあります。自分では考えつかないような、面白いスペックの製品が、格安で手に入るということがあります。こういうのも、新品の吊るしモデルを選ばない購入ならではの楽しみですね。

実際のところどうなの?

実際に購入したものが問題なく動くかどうか、はわかりません。

整備品が何の問題もなく動くこともあれば、新品でも不具合が発生する場合もあります。

個人的な体験談で恐縮ですが2つ例を挙げておきたいと思います。

Mac mini 2014Late

購入時期

2016年。発売時期は2014年でした。

購入金額

6万円程度。元々は8万円程度ものでしたので、元々安い製品ではありましたが、さらに割安に購入できました。

購入直後の不具合

全くなし。とても綺麗で、傷ひとつありませんでした。

購入後の不具合

その後も不具合を起こしたことはありません。

OSのサポート期間が長いこともあり、現在も問題なく動作しています。

困ったこと

ちょうどSSDが出始めの頃で、この機種は2014年当時のHDDを搭載したままの機種でした。2020年ごろに限界を感じ、SSDを増設しました。その後は快適に使えています。今はリビングPCとしてYoutubeを見るのにちょうど良い感じになっています。

MacBook Air 2020Late(M1)

購入時期

2022年。発売時期は2020年でした。

購入金額

10万円を切っていました。元々は12万円程度だったので、かなり安くMacBook Airを購入できたことになります。しかも、これまでのMacBook Airの性能を軽く超えていくM1モデルでしたので、これは安い、と感じました。

購入直後の不具合

全くなし。とても綺麗で、傷ひとつありませんでした。充電回数も一回だけでした。

購入後の不具合

その後も不具合を起こしたことはありません。

ちなみに自分の不手際でキートップ(キーボードの中身ではなく、キーそのものの方)だけを壊してしまったことがありAppleストアで直してもらったことがあります。その際にも、新品で購入したものと違うな、と感じさせられることは一切なかったです。

困ったこと

今のところありません。

再整備品はかなりお買い得

Appleの認定品ということもあり、包装以外、新品と何の違いがあるのだろう、と思わされます。

誰かが触れた、ということが気になる方はやめた方が良いですが、それを除けば、新品と同じ品質を期待することができます。

反対に、ほとんどの場合、整備品はどうしても最新モデルではない、ということも覚えておきましょう。Mac miniのようにその当時最先端の技術が含まれていないために、しばらく使っていると、性能不足に悩まされたり、自分でアップデートしたりする必要がある場合もあります。

整備品のデメリットとメリットを理解し上手に利用する

Apple製品は高いようにも感じますが、長持ちします。

そして、整備品を上手に活用すれば、長く使い続けられる製品を安価に手に入れることができ、コスパに優れた買い物をすることができます。

Appleとしては、整備品を新品同様と考えています。デメリットはいくつかあるものの、そのほとんどは、実用には問題なく、起こり得るリスクとして捉えた方が良いでしょう。

円安の今、整備品のデメリットを理解して、整備品を上手に活用するのはいかがでしょうか?

ありがとうございました。

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