iMac 新型(2021)は買いか?
iMacの新型(2021)がデビューしました。久しぶりのデザインも含めた大きな変更です。
果たして、買いなのか、こんな点を調査してみたいと思います。
- 新型と旧型ではどちらの方が魅力やコスパが高いか
- Windowsユーザーにとっても買いか
- 今あえて旧型を選ぶメリットはあるのか
新型と旧型を比較する
まずは、今販売中のiMacを比較してみたいと思います。ちなみに、iMacは自分の好みの性能を選べるので、一番安い構成をした場合にどうなるか、みてみたいと思います。
モデル | 24インチ(新型) | 21.5インチ | 27インチ |
CPU(処理性能) | M1(8コア) | Core i5(2コア) | Core i5(6コア) |
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 256GB | 256GB | 256GB |
ディスプレイ | 4.5K 広色域(P3) 輝度:500ニト | 2K 標準色(sRGB) 輝度:320ニト | 5K 広色域(P3) 輝度:500ニト |
オーディオ | 6スピーカー | ステレオ | ステレオ |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 | 802.11ac Wi-Fi | 802.11ac Wi-Fi |
価格(税込) | 154,800円 | 132,800円 | 213,800円 |
ディスプレイ
そもそも、24インチというディスプレイの大きさ自体新しいジャンルなのでここをどう比較するか悩みますね。ただし、近い価格の21.5インチモデル(2K)と新型(4.5K)の表示面積は4倍以上違います。ディスプレイは21.5インチモデルより2.5インチ大きくなっていますが、ベゼルが狭くなっているので、本体としては小さく感じるようです。
21.5インチから1万円プラスしてこれだけ素晴らしいディスプレイが手に入るなら、それだけでも新型を購入する意味がありそうです。
CPU(処理性能)
新型モデルに採用されているM1というのは最近のmacで採用されるようになったApple自社製のCPUです。これはずば抜けて性能が高いと言われています。
実際、従来の21.5インチに比べるとCPUの処理速度は最大85%、グラフィックス性能は最大2倍高速化されているようです。コア数が増えると一般的に並列処理が速くなると言われていますが、コア数で比較しても、M1が一番のようです。どうしても広いディスプレイが必要なら別ですが、コスパから考えても、27インチよりも、新型を選びたいところです。
メモリ・ストレージ
ここは同じですが、注目したいのは、新型で採用されているM1プロセッサは、「ユニファイドメモリ」というメモリを装備していること。CPU(処理性能)から直接的にアクセスできる位置にメモリすることで、情報を取り出しやすくしているようです。これも、新型の性能の高さを引き上げていますね。
オーディオ・Wi-Fi
新型は「6スピーカー」を採用しています。ウファーも備えており、視聴するコンテンツが対応していれば、空間オーディオにも対応しています。ちなみに、マイクも、「スタジオ品質」とうたわれているので、今のコロナ禍では重宝しそうですね。新型では、Wi-Fiも最近ようやく装備され出した、新しい「Wi-Fi6」を採用しています。
デザイン
好みがあるかもしれませんが、厚さ11.5mmのボディは省スペース性も高く、美しいデザインです。昔のiMac G3みたいに好きな色が選べるのもいいですね。
これからのことを考えたり、コスパを考えても、今販売中のiMacでは新型が一番買いのようですね。
Windowsでなくて大丈夫か
でも、いくら買いと言われても、Windowsユーザーにとっては乗り換えるには勇気がいる、という感じもしますね。大切なのは、購入したパソコンで何をしたいか、ということでしょうか。例えば、いつも使っているソフトがWindowsにしか対応していなければ、Windowsのパソコンを買った方が絶対に良いでしょう。
でも、こんな方はmacに乗り換えすることも検討できます。
- 特殊な使い方はしない。インターネットを見たり、少し文書作成をするくらい。
- iPhone、iPad、iWatchなどのApple製品で揃えつつある
特に、すでにApple製品で揃えておられるなら、macに移行した方が確実に便利になるでしょう。iCloudで統一すると、連絡帳もファイルも、メールも自動的に(それもかなり短時間に)同期できます。
ちなみに、Windowsを使っておられた方なら、macの操作は確実に簡単に覚えられると思います。iyyotoも割とヘビーなWindowsユーザーでしたが、macに切り替えた時にほとんど戸惑いを覚えずに、やりたいことができた、という感じでした。macの操作はよく考えられていますし、画面に出てくる通りに操作すれば、難しいことはありません。そこはそんなに不安に思わずに乗り換えられると思います。(反対に、不安なのは、macからWindowsに移った時かもしれませんね)
ちなみに、注意したいのは、macには初めからOfficeが入っているわけではありません。Word、Excel、PowerPointなどを使いたい方は別途購入するか、月々のサブスクリプションに入る必要があります。
よかったら、こちらもどうぞ。
今、あえて旧型を買うメリットはあるか
これについては、ないです。今後、M1が搭載されたmacが増えていくでしょうし、M1の性能の高さは明らかです。
ただ下記の方は少し考える必要があるかもしれません。
- ディスプレイをさらに2台つなぎたい方:M1搭載のmacは外付けディスプレイは、今のところ1台までしかサポートされていません。
- 使っているソフトウェアがM1に対応していない場合:「Intel mac」のみ対応といった、ソフトを使っている方は、まだ、旧型の方が安定して動作するかもしれません。
- メモリを16GBより多く搭載させたい場合:今のところ、M1搭載のmacは、メモリの増設はできません。ただ、16GBのメモリを消費することはあまりないかもしれませんね。
macはついに自社製のM1という高い性能のプロセッサを作り上げました。これからが楽しみですね。
ありがとうございました。